天香山命と久比岐のあれやこれや

素人が高志の昔を探ってみる ~神代から古墳時代まで~

応神天皇

山陰勢の瓊瓊杵

日本書紀神代下第九段(国譲りと天孫降臨)の本伝が記す瓊瓊杵は、日向国に降った丹波勢である。日本各地に侵攻していった丹波勢をひとつにまとめて、景行[12]の事績にしている。 景行[12]は丹波の日葉酢媛から誕生したと記されているが、これを暗に否定する…

雄略紀に狭穂彦の玄孫

雄略は第21代天皇。雄略13年春3月に「狭穂彦の玄孫・歯田根」が登場。 日本書紀 雄略紀 十三年春三月 狭穂彦玄孫歯田根命 窃姧采女山辺小嶋子 天皇聞 以歯田根命 収付於物部目大連 而 使責譲 歯田根命 以馬八匹 大刀八口 狭穂彦は垂仁[11]1人目の皇后・狭穂…

誉田天皇(応神)と垂仁皇子・誉津別

釈日本紀の上宮記逸文は、継体[26]の祖を「凡牟都和希王」と記したうえで、横に「譽田天皇也」と添える。ホムタは応神[15]のことだが、ホムツワケ(誉津別)は垂仁[11]と狭穂姫のあいだに生まれた皇子のことだ。 国立国会図書館デジタルコレクション 国史大…