天香山命と久比岐のあれやこれや

素人が高志の昔を探ってみる ~神代から古墳時代まで~

久比岐

5世紀、畿内の九州勢は大和勢に屈した

越前から出雲勢を追いやった神逐により、中部日本海の青海氏、琵琶湖・淀川・茅渟海の息長氏、瀬戸内・玄界灘の吉備氏が繋ぐ交易路が完成した。 国譲り後ではないかと思うが、青海氏は高志深江に進出して青海郷(現在の加茂市)を開拓したと伝わる。ちなみに…

椎根津彦は久比岐の海人族

九州勢(大彦の氏族や尾張氏)の近畿入植はあったが神武東征はなかったと当ブログは考えている。皇統とされる橿原勢及び饒速日勢は、弥生後期の2世紀以前には大阪平野に根差していた在地勢力とみる。 そこへ九州勢が瀬戸内航路を開き、淡路島に住みついた。 …

ちょっとヒートアップ

倭大國魂は久比岐・能登の神だと一般に広く認知されて欲しいと思っているので、直近の3記事(前々々回、前々回、前回)は極力、客観的に書いた。 今回は、直近3記事では削った意見を述べる。 当ブログを読まれた方は、なんでもかんでも久比岐に当て嵌めす…

大倭神社註進状:大地官と地主神を同一視する暴論

『大倭神社註進状』を読むと気になる点が二つある。 ひとつは、日本書紀には存在しない孝昭[5]の夢のエピソード。 ひとつは、大地官を地主神に読み替える強引さ。 まず、孝昭[5]の夢について記す段落を、ここに書きだす。 日本書紀家牒曰 腋上池心宮御宇天皇…

『大倭神社註進状並率川神社記』写し

前回の記事にて、倭大國魂は久比岐・能登の神であるとする客観的根拠を示した。 公平を期して、倭大國魂を大国主と同一とする説の根拠になっている『大倭神社註進状並率川神社記』を写したので挙げておく。 参考資料は以下の三冊。 国文学研究資料館の資料を…

倭大國魂は翡翠を象徴する久比岐の神

とても残念なことに倭大國魂を祀る大和神社(奈良県)は、『大倭神社註進状』なる一書を拠り所として、倭大國魂は大国主であると主張している。 しかし倭大國魂の創祀に関わる重要人物は久比岐・能登に関わっている。 大和神社 大和神社由緒 倭大國魂は崇神[…

綏靖[2]のモデルは武渟川別かもしれない

事代主を高志に関連づけるならば、事代主の後裔とされる媛蹈韛五十鈴媛の系譜について上手い解釈を考案せねばなるまい。 媛蹈韛五十鈴媛は事代主の娘であり、神武[1]の皇后であり、綏靖[2]の母だ。 綏靖[2]の和風諡号は神渟名川耳といい、名前に「ヌナカワ」…

倭迹迹日百襲姫は卑弥呼ではない

先代旧事本紀・天孫本紀は、宇摩志麻遅の子である彦湯支が出雲色多利姫を妾にして一男を儲けたと記す。そして子には出雲醜大臣がいる。 宇摩志麻遅が実在する個人かどうかは、判断しかねる。 天香山が久比岐・能登へ侵入した九州軍を表す象徴であるように、…

建御雷∩天香山、経津主∩宇摩志麻遅

日本書紀の国譲り神話に登場する高皇産霊の行動は大和の動向を指す。経津主は大和の軍の動向を指し、建御雷は九州勢の軍の動向を指す。 石見国一宮 物部神社 御由緒 その後、御祭神は天香具山命と共に物部の兵を卒いて尾張・美濃・越国を平定され、天香具山…